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2025(令和7)年を振り返ります

2025-12-31
2025-12-31

わたすけです。気が付いたら2025年が終わろうとしていてすごいですね。ということで、毎年恒例となっている1年間の振り返りをやっていきます。

いつも通り、直近の振り返りも貼っておきます:

2024(令和6)年を振り返りますwatasuke.net - 2024-review毎年恒例の、1年間の振り返りです。今年やって良かったこと等から2024年を振り返ります。

2023(令和5)年を振り返りますwatasuke.net - 2023-review毎年恒例の、1年間の振り返りです。海外渡航歴や開発したプロジェクトなどの面から2023年を振り返ります。

今年の目標

OS を作る

ずっと自作OSのきもちはあったのですが、なんやかんやで一切やりませんでした。うーん。去年の記事では「Wasmを実行するOSを作りたい」と書いており、そのためにまずWasmランタイムを書くなどはしていたのですが、OS側でどう呼び出すかのイメージを固めてから続きを実装したほうがインタフェースを考えやすいかもな〜と思って中断し、そこからの進捗はありません。

本を30冊読む

びっくりするほど読んでいません。確かに目標を立てた時点では月2冊以上のペースで読んでいたんですが、大学に入ったくらいからは全然読んでいません。4月くらいの時点ですでに諦めていた目標でした。

敗因の一つは、大学に思ったより読みたい本がなかったことがあると思います。いや技術書は無限に読みたいやつがあるんですけどね……。あと市の図書館があるので普通に意味のない言い訳でした。

資格を取る

応用情報技術者試験に合格しました。本当は春に受けようと思っていたのですが、気がついたら申し込みが終わっていたので秋にしました。CBT移行前、最後の合格者になることができてよかったです。

取ったは良いのですが、あんまり意味がないような気がしています。そこまで勉強に熱が入らなかったのに受かってしまったので、あんまり学びがないんですよね。

いま見たら770問くらい解いてたらしいです。思ってたより少なかった。

関数型言語を書く

授業でLispだのClosureだのOCamlだのを書きました。あと個人的にもIdrisをちょっとだけ触りました。しかし、別に何かを作ったというわけではないです。せっかくなので何かしらの証明を書くみたいな記事を書きたかったんですけどねえ。

作品のインプットを増やし、感想を言語化する

外に出してはいませんが、結構やった気がします。展示を見に行ったり、映画を見たりして、その感想を書いたりしていました。

Notionに「作品摂取リスト」というデータベースを作っており、本や映画の感想をここにまとめています。ノリで日記に書いてしまいがちなのですが、作品と結びつかないのでなるべくやめたいです。最近もやってしまいました……。

これは別に公開してもいいんですけど……。日記を公開していない理由と同じで、誰かに見られるかもしれないという考えに影響されたくないなあと思っているが故にプライベートなNotionに入れています。しかし、「いざとなったら他人に見せられるようにしよう」とは思っているんので、変わらない気がしてきました。

作品のアウトプットもする

以前に比べるとかなりやったほうなのではないでしょうか。僕は高専在学中の5年間で曲っぽい曲を5曲ほど作っていたらしいのですが、その1/5である今年1年だけで7曲(現時点での未公開楽曲を含む)も作っていたらしいです。すごい!ありえなさすぎる!!!以前掲げて失敗した、2か月に1曲という目標を上回っています。

あと授業で創作っぽい課題が出たのも大きかったですね。詳しくは作品紹介の記事↓を読んでいただきたいのですが、授業課題として紙面デザインをやったりポスターを作ったりモーショングラフィックスを作ったりしました。

2025年度に授業課題として作ったものを紹介しますwatasuke.net - introduction-of-2025-work-for-class2025年度の授業で課題として提出した作品を振り返ります。

コミュニティに所属する

後述しますが、いくつかサークルに入りました。あと去年の記事を出してすぐくらいのタイミングでvim-jpにも入りました。ほぼROM専ですが。

今年やったこと

今年って何してたんですかね。

卒業研究をやって卒業した

2025年が始まってから2ヶ月くらいは全てがこれでした。ここでやったことをセキュリティキャンプフォーラムで発表したりもしました。今はこれの完全上位互換となるアプローチを思いついたので試そうとしているところです。卒業研究、意味ない――。

そして高専生活に終止符を打ちましたね。まあなんやかんやで良かったよなあという記事を書いています。

高専5年の活動を振り返り、進路選択を再考するwatasuke.net - review-my-5year-kosen-life高専の卒業を機に、僕が5年間で何をしてきたのかをざっくり振り返ります。また、改めて高専という進路はどうだったのかについて考えます。

あと、応用情報の過去問をやっていたとき、授業で取り扱っていた題材と似ている問題がいくつか出てきて、すごいなあと思うなどしました。同じクラスの人々、わりとちょっと勉強するだけで応用情報を取れるのでは?とすら思っています。「お前は趣味でプログラミングやっている異常者1だからだろ」みたいな声が聞こえてきますが、本当にそんなことないですからね。

というか、高専の授業も一部は大学のそれと同等前後のクオリティがあるなあという印象があります。いくら高専とはいえ、やはり博士号持ちのすごい人に教えてもらっているのは変わりないということですかね。

ピクシブの春インターンに参加した

575 はい。記事も書きましたね。楽しかったです。

ピクシブの春インターンに参加しましたwatasuke.net - joined-pixiv-spring-internship-2025ピクシブの春インターンに参加し、PHPの静的型付けや自動リファクタリングに関するタスクに取り組みました。やったことや感想を書いています。

ちなみに夏のインターンは5社に応募して4社に落ちました。唯一受かったのは1dayインターンです。うわ〜〜〜〜〜〜!終わった……。かなり絶望的です。院進するつもりであるため、今なら本命じゃないところに応募しても許されると思って、UI/UX系のインターンに2社応募しており、これらが書類で落とされたのはまあ納得できます。しかし、残り2つは割と興味があるSWE系のインターンで、これらは面接で落とされたのですが、具体的に何が駄目だったのか未だにわかっていません。

のんきに院進してる間にAIがデカくなっていって、本当に職がなくなってしまいそうな気がします。とはいえこのインターンの惨状を見るに、今の能力のままだと別の意味で職がなさそうですが……。

大学に入学した

それはそうですが。晴れて筑波大学の3年生という身分を得ました。パソコンにつよいひとが無限に居ていいですね。そういう人はWORDとかいう組織に所属していがちなので、僕も入学直後に所属させていただいて、少し前には記事も書きました。WORDにはあまり顔を出せていないのが悔やまれるポイントです。もっと行きたいんですけど外出のモチベがなくて……。

あと大学生なので授業があります。面白い授業は本当に面白いのですが、面白くない授業は本当に面白くないですね。勉強のモチベがなさすぎて秋ABの単位を4単位くらい落としているような雰囲気があります。まあ必修じゃないしGPAも既にどうでも良くなったし別に良いのですが……。こういうマインドになったのも今年の変化かもしれないですね。

そういえば研究室配属もありました。筑波大への編入を志すきっかけとなった研究室に配属が決定して、よかったです。面談の雰囲気にあまり手応えを感じなくて終わりかと思っていました。GPAがどうでも良くなったのはまさに研究室配属が終わったが故です。

一人暮らしと自炊を始めた

宿舎の悪評は聞いていたので、両親にお願いしてアパートで一人暮らしをさせてもらっています。住環境にはほぼ不満がありません。細かいことを言い始めると列挙が大変なくらいにはありますが、まあどうでも良いかな程度です。

5年間の寮生活を経て、やっぱり一人暮らしの本質は一人であることではないんだなあと思いました。メインとなる生活空間に一人しかいないという意味では寮生活でも達成できていたのですが、今は当時と違って食事が自動で出てきません。そう、自炊を始めたのが何気に大きいような気もします。乏しい知識で栄養バランスのことを最低限考え、雑に料理をしているだけではありますが……。

逆に言うと好きな時間に好きなものを好きなだけ食べることもできるというわけですからね。寮だとちょっと遅く起きただけで朝食を食べることができなくなってしまっていたのですが、今はいつでも食べることができます。今となっては味付けも任意ですし。

あと、例えば寮だとなかなかスパゲッティを食べることができなかったのですが、今は食べようと思えばいつでも食べることができます。パスタソース的なやつを作って1週間くらいずっとスパゲッティを主食とするとかも全然やってました。

こういう風に、料理をする環境が揃っているというのはいいですね。揚げ物をやったあとの油を回収して再利用するみたいなやつも買ったので、やろうと思えば揚げ物ができたり、オーブンレンジを買ったので、やろうと思えばお菓子を作れたりします。実際やってますからね。料理もお菓子作りも楽しいので、人生にちょっとした彩りが増えたようで素晴らしいです。

自炊以外の話をすると、金銭を伴うあらゆる行動の結果が可視化されて自身にのしかかってくるという違いもありますね。高専時代はいくらエアコンをつけてもパソコンを起動したまま放置しても電気代は定額だったのですが、今はエアコンをつければつけた分だけ電気代が目に見えて増えます。水道代もガス代も、使用量と併せて請求書に記載されています。食費などはレシートに書かれてますね。

これにより、以前と比べて明らかに金銭感覚が補強されたのを感じます。そういえば、今の仕事を始めてからおよそ1年が経過したんですよね。趣味に回せる金額が明らかに増え、割と軽率にお金を使うようになった気がします。

そう!自炊と収入の補強が合わさり、今年は「食事にお金を使うとQoLが上がって良いらしい」という、自分にとっては少し考えれば自明ながらも、今まで全く思い至らなかった気付きを得ました。スタバとかミスドとかに行って、何かを飲んだり食べたりすると、うれしいらしいです。高専時代、周りの人間が事あるごとに売店でお菓子などを買っていたのを若干不思議に思いながら眺めていたのですが、今なら気持ちがわかります。というか、気持ちは分かっていたんですが2、どういう論拠でその出費を正当化していたのかを理解した、というべきですね。

いやでも寮生活って意外と悪くなかったんだなあとも思いますね。食事のバリエーションが豊富だったり(品質からは少しだけ目を背けるものとする)、シャワー室が適度に狭かったり(冬は部屋が早く温まって嬉しい)。

サークルに入った

大学といえばサークル!(要出典)ということで、いくつかのサークルに入りました。

まずお菓子作りサークルです。お菓子を作ることができます。来年やめる気がします。別に他人と一緒に作る必要もそこまでないような気がしてしまったので……。まあ一人でやるのと違って色々なお菓子を並列で作れるのはいいかもしれませんが……。

次に、映画研究部です。これだけサークルではなく部活らしいです。映画を見ることができて嬉しいです。自分では見ようと思わなかったであろう映画なども見る機会があり、かなりいろいろな作品にふれることができます。あと、不定期でなんかイベントがあります。1日を通して東京の映画館をはしごするみたいなイベントに参加したりしていました。かなり良いサークルですね。

そして作曲サークルです。Tsukuba DTM Lab. という名前で活動しています。このサークルはかなり良かったです。今年1年の象徴と言っても過言ではないくらいにはこのサークルに影響を受けていると思います。いろいろな学類の人がいて多様な交流があったり、様々な方向性で創作に力を入れている人が大勢いたりして、すごいです。

入学から今までの間に7曲もの曲を作ることができたのも、このサークルですごい創作をしている人々からモチベーションやインスピレーションを得たり、一人でDTMをしていたら知り得なかったような様々な知見を得たりできたおかげだと思っています。いやでも一番大きいのはやはり定期的にテーマを決めてEPを作っていることだと思います。締切の存在って本当に大事だ……、

セキュリティ・キャンプにチューターとして参加した

今年のセキュリティ・キャンプ全国大会にLゼミのチューターとして参加しました。「Lゼミの」といっても実質Cコンパイラゼミのチューターでしたが。役に立てるのがここくらいしかなくて……。

主に、実装している様子を後ろから眺めて、デバッグをしている人といっしょに考えたり、あとVimのキーマップを教えるなどもしていました。

あとLT大会で発表をするなどもしていました。人が多すぎて部屋が分割されてたのはちょっと悲しいです。

2025-08-14_seccamp25-LT_純粋関数型言語 Idris で 「正しい」プログラムを書く2025-08-14_seccamp25-LT_純粋関数型言語 Idris で 「正しい」プログラムを書くhttps://docs.google.com/presentation/d/1j7JZ-Ca0xbWkfmPn7cBuTCUu_kv4pZ8MJizq6V7ts0M/edit?usp=sharing純粋関数型言語 Idris で 「正しい」プログラムを書く わたすけ (@watasuke1024) Lゼミ チューター 2025-08-14 seccamp’25 LT大会

いや〜〜〜〜よかったですね。いろんな人がいて刺激も得られるし、人脈も広がるし、何より楽しい!また機会があれば是非チューターなり何なりで関わっていきたいです。

雑多な振り返り

開発

今年はかなり趣味開発をしない1年でした。なんでだろう。パソコンに強い人間ばかりが周りにいる環境になったのに……。

今年のGitHubは〜?

カス。

実際やったことで言うと、ホームページを地味に改修しています。ポートフォリオを作り直したり……

……トップページを初期のスタイルからちょっとパワーアップさせたものに戻したりしました。

趣味ではない話で言うと、必修の実験科目でCOJTというやつを取り、1年を通してSystem Verilogを書いています。春モジュールの授業感想にも書きましたね。System VerilogでFPGAを動かすのは、もちろん面白いのですが、まだ慣れないですね。ハードウェア難しいです。

あとやりたいことを優先度付きキューに入れてスケジューリングしてくれるタスク管理システムpoqを作りました。自分のために作ったのですが、今に至るまで全くと言っていいほど使っていません。やりたいことはやりたいときにやりたいだけやったほうが良い!

[OGP image not found]poqhttps://watasuke102.github.io/poq/

dotfiles

dotfilesの変遷を振り返るのって大事だと思います。なんで今までやってこなかったんだろう。

開発環境を本格的にVSCodeからNeovimに移したのも今年ですね。設定をLuaベースのものに変えたのは去年だったのですが、依然としてVSCodeに頼り切りの開発を続けていました。しかし、高専を卒業するかどうかという時期あたりから、VPNとかDNS周りの環境が整備されていって、どうせSSHするならVSCodeじゃなくてNeovimのほうがTmuxとの相性も良くてうれしくね?と思い、最近はなるべくNeovimを使っています。VSCodeの出番はCopilotとTypstくらいですね。

Neovimに関しては、以下の変更が大きかったかなと思います:

ノリでdotfilesの振り返りを始めてしまったのですが、ほとんどの変更がNeovim関係で、もう書くことがなくなってきました。あとは `git` のエイリアスだった `g` を削除したのが大きいですかね。このエイリアスがない環境で暴発してしまうというデメリットにメリットが釣り合ってないと思ったのでやめました。

それとTmuxでちゃんと(?)24Bitカラーを使えるようにしました。Neovimの色がいい感じになってうれしいです。これもNeovim関係なのか……??

Tmuxでいうと、キーバインドをデフォルトのものに寄せたのも大きな変化ですね。セキュキャンで、Neovimと一緒にTmuxも布教していたのですが、デフォルトで水平・垂直に分割するキーが分からなくて困ったので、デフォルトに寄せました。


dotfilesについては、Terminal Nightというイベントで発表も行いました。

2025-11-28_Terminal Night #1_作業環境の可搬性を高めるCLI2025-11-28_Terminal Night #1_作業環境の可搬性を高めるCLIhttps://docs.google.com/presentation/d/1X27AEzed67hrQ9imimVfisMGlsdr7D_dVjRN9dzYsCw/edit?usp=sharing作業環境の可搬性を高めるCLI わたすけ | 2025-11-28 Terminal Night #1

ここで得た知見として、 fzf --zsh でZsh用の設定を読み込むことが出来るというのを早速反映させたりもしました。

良かった〇〇

フォロワーがベストバイを発表していたので!

一番 買ってよかったもの

何だろう……。夏あたりまでは間違いなくダイソーの折りたたみ式蒸し器でした。かぼちゃを1/4玉くらい買って、これで蒸してタッパーとかに入れておくと、チンするだけで(なんならチンしなくても)おいしい副菜が出来て嬉しかったです。が、蒸すのが面倒になってしまって、最近はマジで使っていません。

1年間で買ったものって意外と頭に残ってないですね。思い出してみると、そういえばグラボを買いましたね。中学生時代からGTX1060をずっと使っていたのですが、引っ越しの過程で動かなくなってしまい、GT1030だっけ?を3月に買って延命していました3。しかし、最近また黒い砂漠を再開したいなと思ったこと、モンハンがやりたくなったこと、あとこのごろ雀魂にハマっているのですが、これがカクつくレベルでGPUの能力が低かったことから、思い切ってRX7600を買ってしまいました。Linuxを使っていた経験もあり、次のグラボはAMDにしようと決心していたが故です。ただ、これはベストバイかと言われるとそうでもないような……当たり前のように日常に溶け込んでおり、あってよかったなあと実感しないんですよね。なんか申し訳なくなってきた。RX7600くんいつもありがとね。でもベストバイの称号はあげられないなあ。

あと椅子ですね。一人暮らしを始めるにあたって、家具類のほとんどは親に買ってもらったのですが、パソコンが人生の中心にあることから、椅子はそこそこの金額のものを買いたいと思っており、自分で買いました。なんと、2024年度を通して高専の非常勤業務で稼いだ金額すべてを以てしても買えないくらいの金額です。まあそれでも上の方と比べると安い方っぽいですが……。もちろん良い椅子なのですが、体に対してデカすぎるという不満もあったりして、ベストバイではないなあという気持ちになってしまいました。

ちなみに家電という面では、やっぱり乾燥機能が付いている洗濯機を買っておくべきだったなあと思っています。寮生時代に乾燥機のある生活に慣れすぎてしまったようです。

あ、思い出しました。今年最も買ってよかったものは殺虫剤です。悲しいですがこれほど効果を実感したものはありません。最悪や……。

一番 作って良かった料理

これ書くためにもっと料理の記録をつけておくべきだった。いい感じの料理をしたときだけInstagramにストーリーとして上げているのですが、どうでもいい料理も写真を撮っておくべきだったかもしれません。最近になって、Instagramに投稿しなくても写真は撮るよう心がけているのですが、忘れがちでよくないです。

さて、一番作ってよかった料理としては、けっこう最近作ったあんかけ焼きそばにその名誉を送ろうと思います。鶏ももとかほうれん草とかを炒めて、鶏ガラスープの素で味付けして、水溶き片栗粉でとろみをつけたやつを作り、これを焼きそばに乗せるだけのやつです。なんかよくわかんないんですが信じられないほど美味しくなりました。鶏ガラスープの素による化学調味料的な旨味に耐性がないだけかもしれません。いやでも麺も美味しかったんですよね。安い麺を適当に炒めただけなのに、それっぽい風味になって、食感も良くて、すごい!

あと、料理という話題にかこつけて言うと、寮生活における大きな不満だった「スパゲッティをあまり食べられない」というのがなくなったため、逆に「1週間に1度もパスタを食べなかったら発狂する」という呪いを自身にかけて生活していました。

スパゲッティについては正直そんなに色々試したわけではないですが、とりわけナポリタン・ペペロンチーノ・クリームスパゲッティあたりの作り方が洗練されつつあるなと感じます。後半2つは俗に言うワンパンパスタという手法で作っているのですが、楽な割に茹で汁の旨味を活用できて美味しくなるので重宝しています。全てをワンパンでやりたい。

ただ、スパゲッティを食事計画に差し込むのって意外と難しいですね。授業のコマとかを考慮すると、この日のこの時間に料理したいなというのが浮かび上がってきて、スパゲッティをいい感じに挟むと都合が良くなるときもあるものの、逆に挟むことで予定が崩壊することのほうがどちらかというと多くて難しいです。

一番 良かったゲーム

流石に DELTARUNE (Chapter 3&4) だろ。授業キャンセル界隈して1日ぶっ通しでプレイしてました。本当にありがとうございます。

とはいえ、これはあまりにも強すぎるので、セカンドベストゲーム(ベストとは?)も挙げておくと、 Clover Pit ですかね。いい感じの相乗効果が発生するようなチャームの組み合わせを見つけるのが楽しいです。体験版のころから期待していたゲームで、延期されて悲しくなっていたのですが、無事発売されてよかったです。

ちなみに、 Upload Lab もめちゃくちゃ面白かったです。そこまで暇ではないタイミングで、しかし一時的に時間が空いたからプレイしてみようかな、と思って起動したら、あっという間にあらゆるリソースを持っていかれて、流石にまずいと思ってプレイをやめました。いやほんとにめちゃくちゃ面白かったです。こういう自動化ゲームはFactorioしかやっておらず4、これとしか比較が出来ないのですが、それとは違ってプレイヤーキャラの移動・リソースの枯渇・拠点防衛などを考慮する必要がなく、ただひたすらスループットの最適化に全力を注げるのが面白かったです。操作性もかなり良いしUIもシンプルかつ綺麗で好みに合っているし。

一番 良かった音楽

echo - higma」かなあ。今年になって初めて聴きました。音楽としても当然にそうだし、MVも含めて作品として完成されすぎていると思います。

セカンドベスト候補としては「まだ知らない君がいる! - 椎乃味醂」、「化けの皮 (feat. こぼ・かなえる, 重音テト, Giga & TeddyLoid)」など。

楽曲探索はほぼ全てレコメンデーションエンジンに任せっきりで、echoはYouTubeから、化けの皮はSpotifyからおすすめされたものです。去年とそう変わっていません。SpotifyではDiscover WeeklyとRelease Radarを聴いており、今年1年でお気に入り登録した曲は240曲っぽいです。マジ?

自発的に曲を探すことは今のところないんですよね。やりたいけど。Spotifyのレコメンドあんまり精度よくないし。去年より良くなった気はしますが。

一番 良かった映画

ショーシャンクの空に」です。有名らしいですね。恥ずかしながら見たことがありませんでした。映画研究部の体験日にこれを見て、即座に入部を決意しました。いやあ。本当に良いです。人間ドラマを巧みに描いている。見てください。

あと、映画研究部の活動として映画館をはしごするみたいなイベントに参加した、と述べましたが、そこで見た「PERFECT BLUE」もめちゃくちゃ良かったです。セカンドベストです。現実と非現実の境界がどんどん分からなくなっていって、怒涛の展開を見せるのが凄まじいなあと感じました。

映画の感想ってネタバレなしで書こうとすると薄くなってしまいますね。表現能力がないことの言い訳かも……。

一番 良かった本

今年の目標30冊には全くもって届かないくらいの本しか読んでいないのですが、つまり1冊も読まなかったわけではありません。小市民シリーズの放送に先駆けて「冬期限定ボンボンショコラ事件」を読んだりしてました。これも良かったです。

今年一番という意味で言うと、負けヒロインが多すぎる!(8巻) ですかねえ。流石に強すぎます。全く想像していなかった展開で声が出ました。

ゲームと同じくシリーズものでずるい気がしてきました。「名画を見る眼 2(カラー版)」を図書館で借りて読んだのですが、これも良かったですね。優れた作品を鑑賞する目を養うためには、優れた鑑賞眼を持つ人の批評を読むのが一番良いということなのかなあと思うなどもしました。

一番 良かったお酒

飲酒可能年齢になってから1年が経過!とはいえ自主的にお酒を飲むことはそこまで多くなく、ほろよいの期間限定版が出たときに買って飲むくらいでした。

ほろよいで言うと、今の期間限定であるウィンターベリーはかなり良かったです。ベリーが好きなだけでは……?はい……。ストロベリーとカシスの芳醇な香りがグレープフルーツによって引き立てられていてすごいです。あとはミックスフルーツも割と良かった記憶があります。

あとカシオレが殿堂入りしました。どこで飲んでも美味しいですね。困ったらとりあえずこれ頼みます。

一番 良かったスタバのメニュー

大学のキャンパス内にスタバがあってすごい。期間限定のもの、特にフルーツっぽいものはなるべく飲むようにしていました。しかし、お気に入りだとはっきり言えるものはあんまりなかった印象があります……。メロンフラペチーノ、なんで今年に限ってなかったんだろう。

明らかに美味しくて印象に残っているのは「ストロベリー & ジョイフルメドレー ティー フラペチーノ」ですかね。ティーということであんまり興味がなかったのですが、華やかな香りとホイップとかのクリーミーさ、いちごジャムっぽいストロベリーソースの甘酸っぱくて芳醇な香りが刺さり、良い意味で期待を大きく裏切られました。一番と言われたらこれかもしれません。最近だったから一番記憶に残ってるだけでは?

あと5月末あたりの「オリエンタル マンゴー & ティー フラペチーノ」もかなり良かったですねえ。やっぱマンゴー好きだなと思いました。謎の辛いやつはそんな美味しくなかったというか、辛くする意味がわかりませんでしたが。

それと最近の「スモア チョコレート フラペチーノ」も美味しかったですね。フルーツじゃないので正直そんなに期待してなかったんですが、コーヒーの風味とチョコの濃厚な甘さがマッチしていてよかったです。スモア部分はあんまり美味しくなかったですが。


一番良かった〇〇のアイデアが切れてきた気がする。というか全然「一番」じゃないですね。振り返りのネタとしてしか機能していない。振り返りのネタになってるならええか……。

その他

SecHack365に落ちました。去年「"落選" が今の僕を作っている」とかいう記事を書き、応募すること自体に価値があるんだよと偉そうに説いたのですが、今年の応募資料は去年と同じコース(違うゼミ)に応募したため、去年の応募資料とほぼ同じ内容になってしまい、特に何かを得られたという印象がありません。あと、去年と同じく、SecHack365で作ろうと思っていたものは自分で1ヶ月くらいで作って、あんまり手応えがないな……と思ってしまいました。来年からはもう応募しないと思います。2回も落ちたし、流石に縁がなさそうな気がしてきました。と書くとネガティブですが、自分のような人間が求められていないだけというか、単にミスマッチングだっただけである気がします。自分の諸々の能力(伝える力とか、技術力とか、アイデア力とか)が低いのは事実だと思いますが……。

あ、完全に忘れてましたが、応募したゼミのトレーナーに影響されて、数年前から始めた1週間の振り返りに「今週の気付き」コーナーを増設しました。気付きを見返すだけで、その週に起こったことがなんとなくわかって面白いです。

食中毒になりました。カンピロバクターって怖い。嘔吐こそしなかったものの、吐き気はあり、下痢もあって、あと39度超えの熱、そして何より食欲低下。薬を飲むためには食事をするべきなのですが、ほんとうに食欲がなくてかなり苦しかったです。食欲があるって本当にすごいことなんだ……。まあ一人暮らしを始めてそこそこのタイミングで発症したのは逆に良かったかもしれません。体調を崩した時に食事をどうにかするためにソーセージを冷凍庫に常備し始めたりしました。これだけじゃどうにもなりませんが……。

今年はあんまり勉強しなかったなあという感じがあります。2年ほど前に第n外国語 (n>2) の勉強を始めたのですが、このモチベもかなりなくなってしまいました。今年は英語学習に219時間、その他の外国語に37時間を費やしていたようです。

英語といえば、学校でTOEIC IPを受けさせられました。L/Rどちらも450点で計900点、つまり5点下がりました。しょうもな。英語の勉強やめたほうが良いかもしれない。Ankiで単語やってYouTubeで英語の動画を適当に見るだけじゃ駄目ってことですかね。それはそうかも……。

来年の目標

進学・就職先を決める

つまり合格するor内定をもらうということです。今のところは院進のつもりなので、推薦受験ができるよう頑張りたいです……今さら頑張れることってほぼないですが……。

OSを書く

繰り越します。来年こそ!

図書館で月に1冊以上の本を借りる

はい。N冊読むタイプの目標に敗北したので、とりあえず本を借りるところからやっていきたいです。去年は「本」の種類を暗黙的に小説系と定めていましたが、今年はもうとりあえず借りれば良いということにします。

電子音楽を作る

サークルで「2026年は電子音楽の年にします」と宣言したとおりにします。今年はかなり楽器音楽(?)を作っていたのですが、来年はFutureBassとかドラムンベースとかを作っていきたいと思います。

曲を作るにあたってリファレンスを用意し、新しいことにチャレンジする

これもサークルで宣言したものです。曲を作るにあたって明示的に何らかの曲を参考にするというやつ、フロクロさんがやってて珍しい手法だなあと思っていたのですが、サークルに入ってみると意外とみんなやってました。そういうもんなんですね。

来年は今まで手を出していなかったジャンルに挑戦することもあり、なんらかのリファレンスをちゃんと用意したいです。それぞれの曲で新しいことに挑戦します。

自主的な発表を3回以上やる

卒論発表があるから、というのもそうなのですが、やっぱり良いプレゼンをやりたいよねということで、LTイベントとかに参加してプレゼンの場数を踏みたいと思います。いい感じの資料も作れるようになりたいです。

彩りのある食事をする

今年は惰性で料理をしすぎた気がします。肉と野菜を炒めて任意の味付けをしておしまい、みたいな。もうちょっと、なんというか、名前のある料理をしたいです。目標はなるべく定量的に立てたいんですが、こればかりはどうしようもない……。

彩りという面では、副菜というか常備菜を作っておきたいという気持ちもあります。つい最近、年越しそばとかき揚げを作った時、流石にタンパク質が足りなすぎるだろと思い、五目煮-2目(大豆・人参・こんにゃくしか使わなかったの意)という感じの料理をしたのですが、副菜があるとけっこう嬉しいんだなと思いました。こういう感じのことをもっとやりたいです。

それと、色彩的な彩りもほしいですね。ふと思い至ってミニトマトを買った時、赤色が増えただけで食卓にものすごい彩りが訪れたような感覚を得られて、「色彩ってすごいなあ」と思いました。色にも気を遣いたいですね!というかトマトを買いたい。最近は高いですね。冬だし。

おわりに

環境が根本的に変化し、色々な学びや変化を得ました。一方、技術的には全くと言っていいほど成長できなかった気がするのが心残りです。来年はもうちょっとどうにかしてください。

そういえば、この記事を書くために、Notion・Twilog・Instagram・Googleフォトをフル活用しました。人生をトレーサブルにしておくのって本当に大事だなと痛感します。とはいえまだ足りませんね。目標を立てるわけではないですが、これも意識してやっていきたいです。

というわけで、2026年はがんばります。よろしくお願いします。

Footnotes

  1. なんと、高専ではこれだけで外れ値扱いされていた。大学ではそんなことないのにね!

  2. お菓子というのは常に食べたいものですからね

  3. CPUがRyzen5 2600なので、グラボがないと画面が映らない

  4. 他のゲームもやりたいんですよねえ。SatisfactoryとかTimberboneとかDyson Sphere Programとかなんとかかんとか……

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